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2010/05/07

持参薬

少し前から、かなり問題視されていた部分の「持参薬」。

持参薬という言葉に聞き慣れていない方も多いかもしれません。

例えば、ある持病がある患者さんが当病院に入院することになりました。
彼のかかっている病気は、糖尿病、高血圧で、最近胃潰瘍の手術をしました。

もちろん、糖尿病治療にかかっているA病院、高血圧治療にかかっているBクリニック、胃潰瘍の手術予後に通っているC外科病院と3種類あります。
つまり、3種類の病院から多種多様な薬を処方してもらっているわけです。

3種類の病院から持ち込まれる持参薬。
この持参薬をちゃんと把握していないと、当病院で処方するお薬と重複していたり相互作用で薬効が元弱してしまう可能性があります。
さらに、家族と本人しか知らない市販薬も存在すると、もっと大変なことが起きてしまいます。

今まで、持参薬を重要視していませんでした。
でも、去年10月くらいから突然増え出し、特に外科手術をした後の処置として
整腸剤、鎮痛剤、緩下剤が重複投与となりました。
他にも皮膚科で出されるお薬も大量となり、病棟で保管場所が足りなくなるほど。

今年に入って、薬価改正となり、そういう「持参薬事故」も多数報告されるようになったらしく
これからは、持参薬NGとなりました。

この話は、つい1週間ほど前調剤薬局でたまたま知り、驚いたのです。

今日、患者さんの持参薬調査をしました。
驚くことに約40種類ほどのお薬が他病院から持参薬として持ち込まれていましたが、その約15種類ほどは、当病院に採用されていました。

残り25種類。
そのうち、5種類は抗がん剤。
前の職場でも知っている名前が3種類。ジェネリックで代替することにしましたが、
問題は、抗がん剤の注射。

うちは、まだいい方かもしれません。
精神科病院だけど、とりあえず、高脂血症、糖尿病、高血圧などのお薬はもちろん、排尿障害や抗生物質、便秘薬などある程度まかなえるものも多数そろっています。

逆にうちの患者さんが外科病院や整形外科に入院することになると、その病院がこっちの精神病のお薬をそろえなくては行けないのです。
精神科のお薬は、とてもデリケート。
保管はもちろんだけど、0.003gを0.005gには出来ないからです。
こっちで出来る打開策は、他病院に転院がきまった時点で、退院処方日数を多めに出すくらいしかできないんだろうな。

どうなるんだろう、これから。

とりあえず、皮膚科のお薬が難敵。
軟膏練りも大変。
お仕事で細かいことが増えそうです。

でもね、でもね。
私、人が煩わしいと思う仕事って実は好きなんだ♪

例えば、入院患者さんの臨時薬。
粉が2種類も3種類も入っているのとか、ひどいときには8種類くらい入って1日分処方とか。
どれだけ、ぴったり調剤量を合わせられるか、とかって自分で自分に挑戦するの。

毎日同じような仕事をしているのならば、その中で小さな目標を持ったりすると
毎日違う日になります。

仕事が早く、ミスなしになりたいな。

とりあえず、新しく採用するお薬の名前と内容覚えなくちゃ。

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コメント

こんばんワンコ~ヽ(´▽`)/

たぶん持参薬NGでも隠して持ち込む人が必ず居るから気をつけてね。
それを見抜くのがDrの仕事でもありますが、かなちゃんの服薬指導もすごく大事ですよ。
たとえば外科処置をやってから~骨粗鬆症の予防薬を飲んでるんですなんて事後告白のクランケも多いからね。
まれにですが、骨が腐って行くんですよ、どうにも止まらないですしね。
それを阻止するのがかなちゃんの役目でもあるからガンバレよ。

それにマンネリ投与の弊害にも気を付けてあげてね。
Drが深く考えていない高血圧の薬なんかでも10年ぐらいの長期連用で味覚障害が起こって生きる気力もなくなる人もあるからね。

でも滅多にないけど、気にはとめて置いてね。
糖尿にしてもそうだよね、膵臓しばいて働かせりゃあ見た目は一時的に良くなるけど、10年飲み続けると人生終わっちゃうし~

Drとクランケを繫ぐ看護師さんとかなちゃんの役目は病院では軽視されるかもしれませんが、本当は最も重要な役目ですよ、アタシはそう思います。
Dr自己中多いもんね。

ちょっと酔っぱ~で御免なさいね。
ブログに邪魔だったら消しといてね。
おやすみ~

haruさん、こんばんは♪

多分大丈夫♪
持参薬は、すべて薬局に保管しているの。
しかも、Drは、父ちゃん母ちゃん&妹だし。

ありがとう♪

薬の連用は怖いという事、初めて知りました。
血圧のクスリも数多くありますし、その内容も効力もさまざま
ですよね。
院外でクスリを受け取る事が多いのですが
必ず、他に飲んでいる薬は?と聞かれ
全部有りのままに答えていますが、
いつも、飲み合わせの心配は不要と言われて
安心していましたが、
自分で化学的な反応などを知っていたら
もっと安心して暮らせるのに・・・・・・と思っています。

sacroさん、こんばんは♪

そうですよね。
自分のお薬について知っておきたいことありますよね。

飲まれているお薬について全部お話されているのならば安心されて大丈夫ですよ♪

今になってクスリの知識の無さに悩んでも仕方がないのですが
これから勉強するにはもう時間が有りません。
多少の高血圧は年齢並みなので、
食事療法で自然に改善を・・・・と望みましたが
旅行中に海外で倒れる事の恐ろしさから、血圧のクスリを
貰ってイタリー→アドリア海→ギリシャ・・・・と旅をした頃から飲むようになりました。アムロジン、、ニューロタン、、プロサイリン
などを連用していますが、時には銘柄を変えたほうがよいのかな?
ナンテ素人の余計な心配をしています。
もう7年くらい飲んでいるはずです。

sacroさん、おはようございます♪
勝手に名前省略してしまいました。大丈夫でしょうか?

7年間、血圧も安定されているのならば今のお薬で大丈夫だと思いますよ。
なまじ薬を変えると体が慣れるまで数週間かかることもあります。

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

履歴書の封筒さん、こんばんは。

コメントありがとうございます。
ほめていただいてうれしいです。

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