« 梅雨明けたはず… | トップページ | 太陽のトマトと季節の野菜で作る簡単リゾット♪ »

2009/08/06

社会人

社会人になって、もう10数年たちます。

薬剤師になりたてのころは、『早く薬の名前覚えなくちゃ』とか『早く、一人前に成らなくちゃ』とか焦りながら仕事をしていました。

薬剤師として、大切なこと。

・常に薬の専門家として処方箋に目を配ること。

・看護師やケースワーカーに馬鹿にされないように注意すること。

など、という風に思っていました。

でも、違うんですよね。

もちろん、処方箋に記載されている薬の名前や用量、用法など気を配るのは大事ですが、まず、しなくちゃいけないのは、患者さんが病気や薬について、どんな風に思っているか、ということ。

どんなにすばらしい新薬を投与しても

どんなに医師が病気について説明をしても

患者さん自身が、『治したい』『よくなりたい』と切に思っているか、ということ。

たとえば、血圧がかなり高めの患者さんが来院されました。

上が170下が120。医師は、血圧が高いとどういう病気を引き起こすか説明をし

かなり、高めなのでお薬が「2種類朝に」処方しました。

2週間後、来院されました。

2週間前と同じ血圧の数値。

医師が、患者さんに聞きます。「お薬ちゃんと飲んでいますか?」患者さんは答えます。

「はい。飲んでいます」

医師は、様子を見るということで、前回と同じお薬を処方しました。

薬局で、薬剤師が患者さんに質問します。

「お薬は、いつもどんな風に飲んでいますか?」

「自分で測れる血圧計を買ってきて、その数値が高いときにお薬を飲んでいます」と。

そもそも、ここで問題なのは、お薬を毎日飲んでいるか、と医師が聞かなかったこともそうですが、どれだけ、血圧が高いと生命にかかわるという話をしても、患者さん自身、ぴんときていないということです。

いくら、脳梗塞がおきますよ、とか

心筋梗塞になりますよ、とか

話をしても、毎日の忙しさやわずらわしさから薬を飲むという、簡単なことさえ

出来ない人が多いのです。

私が思う、薬剤師としてのあり方。

患者さん自身、血圧が高いと聞いてどう思ったのか?

食事に気をつけようと思ったか?

など、自分の病気についてとことん知る、権利が患者さんにはあると思うのです。

医療関係者は、毎日何十人という患者さんに接します。その中で、毎日目にするいろんな病気でも同じような病気に出会う確率は、相当高いでしょう。だけど、だからといって     全て、同じ病気ではない、ということを覚えておかなくてはいけないのだと思います。医療関係者にとって『当たり前』の話は、一般の人には『当たり前ではない』ということ。

とことん、患者さんの話を聞いてあげる。

彼らの訴えを聞けるのは、薬剤師しか居ないと、思うから

私は、出来る限り、彼らの話を聞いてあげようと思うのです。

薬剤師になってわかったこと。

思うこととするべきことは、違うこと。最初に思った『薬剤師』と今、思う『薬剤師』は根本的に違ったんだなと思います。

看護師さんやケースワーカーに馬鹿にされてもいいじゃない。

私は、やるべきことをやっているという『自信』さえあれば、大丈夫って思っています。

« 梅雨明けたはず… | トップページ | 太陽のトマトと季節の野菜で作る簡単リゾット♪ »

kanaのひとりごと」カテゴリの記事

コメント

突然のコメント失礼致します。
失礼ながら、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://sirube-note.com/pharmacist/

もしよろしければ、こちらのページから相互リンク登録していただけましたら幸いです。
http://sirube-note.com/pharmacist/link/register/
今後ともよろしくお願い致します。
gj8vUZ6s

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 梅雨明けたはず… | トップページ | 太陽のトマトと季節の野菜で作る簡単リゾット♪ »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリー